2011年9月15日木曜日

色でも匂いでも・・・

ふと思い出したので、放射線のこと。人は見えないものに特に恐怖心を抱くらしい。腹づもりが出来ないから?

農家の人は「最後は(自分のところで作ったお米は)食べることになる」「自分らはともかく赤子を育てる母親や子供ら(の食べるもの)は気が気でねえ」

これでも時間あたりの放射線量が低い地域の話なので、もっと過酷な条件の人はどうしていることか。生きた心地はしないだろう。

ところで福島県のラジオ(テレビ)を聞いていると、夕方のニュースに必ず「今日の放射線量」という項目がある。県内の主要な場所を順番に「△△、毎時××マイクロシーベルト。○○、毎時□□マイクロシーベルト。・・・」

まるで"あなたは今これだけの放射線に曝されているから云々"のよう。一般人からすれば不可抗力なものを押しつけられる状態で、実物を聞くと背筋が凍る。これが現実。

遠く離れた場所では何も感じないかもしれないが、四六時中放射線に怯える人がいる。どこにも逃げようがない。それでいて他所に人には「フクシマ」という目で見られる。

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