2010年6月26日土曜日

安すぎる中級機EOS50D

いくらEOS7Dがあるからといって、安すぎではないかと心配になるEOS50D。買う方には好都合ですが…


もともとニコンのD300~D300sに対抗すべく登場したEOS7Dは、持っている技術を惜しみなく投入したように見られます。ところが元来性能の高かったEOS50Dは行き場を失いました。

50Dと7Dの比較ですが
1,画素数
約1500万画素に対して約1800万画素
2,連写速度
6.3コマ/秒に対して8コマ/秒
3,その他
AF性能や視野率改善など

これだけ接近した性能で、7Dデビュー当時は価格も超接近していたのでEOS7Dが売れる売れる(事前に「想像上の怪物」という訳の分からんキャッチコピーを閃いたのも恐らく一因)。7D発売直後の「特性がピーキーでは?」という噂は吹っ飛び当然EOS50Dは在庫過剰気味に。価格を下げるも在庫は捌けず、本来はEOS5D2の為のキャッシュバックに便乗。在庫は捌けたのでしょうか?またそもそも実用十分と思われる「非常に安価な」50Dが売れない理由は?興味深いです。

EOS50DはEOS40Dから画素数が大幅に向上(1010万画素から1510万画素)。NR(ノイズリダクション)もDigic4のおかげで性能向上(連続撮影可能枚数の増加)。50Dは50Dで技術の出し惜しみをしなかったからこそ、7Dとの差別化が難しくなってしまったのだと思います。50Dの画素数が1200万画素だったら7Dとの差別化は容易だったでしょう。

ただし。技術の出し惜しみをすることそのものがいいかどうかは(販売戦略とは)別問題。

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