2009年8月20日木曜日

低画素化の兆し?

コンデジが1,000万画素を超えてきたあたりから画素数ばかり上げて一体何になる?と思っていました。画素数を高くしても光学系が貧弱だったりノイズが多かったり。

すると本日発表のPowerShot G11およびPowerShot S90は1,000万画素だったのです。

PowerShot G11はPowerShot G10の後継機種。G10は1,400万画素だったのですがG11は1,000万画素に落ちてしまいました。

しかしそもそもの1,400万画素なんて役に立つのか甚だ疑問だったのです。

低感度で順光という好条件ならばその本領を発揮できるのかもしれませんが、それでもデジタル一眼レフの1,000万画素には遠く及ばない画質です(もちろん解像力だけではなく総合で)。そして高感度撮影になればノイズだらけ、逆光では白飛びや黒つぶれが多かったのです。

高画素にするよりも低ノイズにするほうが重要ではないか。

コンデジが800万画素を超えたあたりから徐々に、1,000万画素を超えた頃には明確に「画素ではなく高画質」が重要ではないかと考えました。それでも各社画素数の競争で高画素化は進行。それでも高画素化には限界があると感じたのか、画素数競争は一段落。

キヤノン以外では富士フイルムは1,200万画素、リコーは900~1,000万画素を維持。だいたいこのあたり(1,000万画素前後)が暫くの目安になるのでしょうか。

かくして「画素数」だけではなく「画質」も重要な要件として認識され始める(?)コンデジでした。

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